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ポートレイト・ワークショップ #2
- わたしたちの輪郭を編み直す -

人物を写すという行為は、単に顔や身体を記録することではありません。 そこには常に、「この人は誰なのか?」「あなたは誰なのか?」という問いが含まれています。

私たちは「何者であるか」を語るとき、国籍、出自、性別、ジェンダーなど、選ぶことのできないアイデン ティティを土台にしながら、そこに紐づいた役割や、誰かの理想像を引き受けてしまうことがあります。 一方でそこには、服を選ぶときにぴたりとこない違和感のように、あるいは名前を呼ばれてから一拍おいて 返事をしてしまうような躊躇いとともに、いつのまにか自分のなかに上手く言えない「言いよどみ」が沈殿 していたりもしないでしょうか。

この2日間のワークショップでは、写真史におけるポートレイト作品を手がかりにしながら、撮影課題を通じて 「私」や「あなた」をどのように捉えなおせるかを考えていきます。私たちの日々に潜在している違和感や 気づきを、受講者のみなさんのまなざしを交差させながら一緒に拾い集めていきたいと思います。

定員  10人(最小開講人数4人)

日程  8月9日(土)、8月23日(土)

時間 10:00〜12:00

場所 KIITO 和室 101号室

受講料 10,000円 

持ち物 筆記用具、写真(お申し込み頂いた方に詳しい​詳細をお伝えします)

講師 堀井ヒロツグ

​お申し込み方法

メール:morita.suzu@gmail.com まで

①お名前 ②連絡先  ③ポートレイトワークショップと書いてお申し込みください!

※ご都合で1日しか参加出来ないけれど参加したい方は事前にご相談ください。

堀井ヒロツグ

静岡県出身、京都府在住。早稲田大学芸術学校空間映像科卒業。 京都芸術大学美術工芸学科写真・映像コース非常勤講師。

制度や規範によって振り付けられてきた身体像や家族像に目を凝らしながら、ひとつの身体のなかに折り重 なるアイデンティティの複数性と、その居場所や帰属のあり方を問いかけている。 近作では、性愛や恋愛を軸にもたない親密さや、ケアの共同体としてのパートナーシップに関心を寄せ、異 なる存在同士が共にあることで立ち現れる関係の価値や、とりわけ〈弱さ〉を媒介とした他者との共同性に 想像力を差し向けている。

主な展覧会
2025 「ケアの星座」阪急うめだ本店

2024 「身体の脱ぎ方」PURPLE

2023 「都美セレクショングループ展2023」東京都美術館

 

主な受賞
2025 T3 NEW TALENT /中堅作家部門ファイナリスト
2021 IMA next / ショートリスト(アマンダ・マドックス選)

2019 京都国際写真祭 KG+セレクトアワード / ファイナリスト

2013 塩竈フォトフェスティバル写真賞 / 特別賞

2013 東川町国際写真フェスティバル ポートフォリオオーディション / グランプリ

堀井プロフィール.jpg

© 2025 写真表現ラボ Nagy

写真表現が学べる 現代アートの教室
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